子どもたちが大好きなスライム！
しかし、スライムは楽しい遊び道具ですが、絨毯に付くと厄介なことも。
そんな時でも、慌てずに適切な方法で処理すればキレイに取り除くことができるんです。
この記事を読むことで、スライムの性質や取り除き方を理解し、絨毯を守るためのベストな対策がわかるでしょう。
スライムが絨毯に付いた場合の注意点
スライムが付いた時、できるだけ早く対応することが肝心。
時間が経つとスライムは固まり、取り除くのが難しくなります。
付着してすぐなら、お湯やタオルで簡単に落とせることが多いので、迅速な対処が重要です。
特に絨毯のような繊維の間に入り込むと、後々まで残る可能性があるため、早めの処理を心がけましょう。
スライムの成分を知ろう
市販のスライムは、長時間遊んでも形が崩れにくく、触感が安定しているのが特徴です。
一方で、手作りスライムは自宅で簡単に作れる反面、成分がシンプルな分、乾きやすかったり、固まりやすいことがあります。
この違いを知っておくことで、スライムが絨毯に付着した際の対応策も変わってきます。
スライムの主成分は、ホウ砂やPVA（ポリビニルアルコール）などの化学物質。
これらは、水と混ざると柔らかくなり、空気に触れると徐々に硬化していく性質があります。
つまり、スライムは早く処理すれば柔らかい状態で落とせる可能性が高く、時間が経つと固まってしまい取りにくくなるのです。
柔らかいスライムを絨毯から取り除く方法
お湯を使った簡単な方法
スライムが絨毯に付いてしまったけど、まだ柔らかい状態ならお湯を使って優しく取り除くことができます。
50度くらいのお湯をタオルに含ませ、スライムが付いた部分に軽く押し当てます。
お湯の温度がスライムを柔らかくし、繊維から浮かせる効果があるため、無理にこすらずに優しく拭き取るのがポイントです。
タオルを使ってスライムを拭き取るコツ
タオルでスライムを拭き取る際は、力を入れすぎないことが大切です。
強くこすると、スライムが絨毯の奥深くに入り込んでしまう恐れがあるため、軽く叩くようにして取り除きましょう。
また、汚れが広がらないように、外側から内側に向かって拭き取るのがおすすめ。
根気よくタオルを取り替えながら作業することで、スライムをしっかりと取り除くことができます。
固まったスライムを絨毯から取り除く方法
酢やクエン酸を使った掃除方法
固まってしまったスライムは、取り除くのが厄介。
でも、焦らずに正しい方法を試せば、驚くほど簡単に落とせます。
まず、酢やクエン酸を使った掃除方法がおすすめ。
酢やクエン酸を50度くらいのお湯に溶かし、それをタオルに含ませてスライムの部分に押し当てます。
5分ほど放置してスライムを柔らかくしてから、軽く叩くようにして拭き取ると効果的。
酸性成分でスライムを落とす理由
スライムの成分であるホウ砂はアルカリ性。
そのため、酸性の酢やクエン酸を使うことで中和が起き、スライムが柔らかくなって落としやすくなります。
この化学的な作用を利用することで、絨毯にダメージを与えずにスライムを除去できるのです。
酸性成分を使うことで、固まったスライムでも驚くほど簡単に処理できるので、試してみてください。
重曹や保冷剤を使ったスライム除去テクニック
重曹でスライムを固めて取り除く方法
もしスライムがべったりと広がってしまった場合、重曹を使って固める方法も有効。
まず、スライムに重曹をふりかけ、少し時間を置いてスライムを固めます。
その後、固まったスライムを指やスプーンなどでそっと取り除くと、簡単に剥がれます。
絨毯の繊維を傷めずに取り除けるので、広範囲にスライムが付着した場合におすすめです。
保冷剤で冷やして固まったスライムを除去する手順
もう一つのテクニックは、保冷剤を使ってスライムを冷やす方法。
スライムが絨毯に付いたら、保冷剤をスライムの上に数分置き、固まらせます。
スライムが硬くなったら、手で簡単に剥がれます。
その後、残った細かいスライムを掃除機で吸い取ることで、キレイに除去できます。
絨毯を濡らさずに済むので、急な対処が必要なときに便利な方法です。
スライムがシミになってしまった場合の対処法
スライムが落ちたけど、色素が残ってしまってシミになってしまった場合、酸素系漂白剤が役立ちます。
まず、酸素系漂白剤を水で薄め、タオルに染み込ませてシミの部分に押し当てます。
10分ほど放置した後、タオルで軽く拭き取り、水拭きをして仕上げます。
漂白剤の強力な効果で、スライムの色素がきれいに除去されます。
もし漂白剤を使いたくない場合は、クエン酸スプレーも効果的です。
クエン酸を水に溶かしてスプレーボトルに入れ、スライムがシミになった部分に吹きかけます。
10分ほど置いた後、タオルで拭き取ります。
クエン酸には消臭効果もあるので、匂いが気になる場合にも便利です。
スライムを取り除くときにやってはいけないこと
スライムを急いで取り除こうとして、強く擦ったりこすったりしてはいけません。
これをしてしまうと、スライムが絨毯の奥まで入り込み、さらに取れにくくなってしまいます。
また、絨毯の繊維を傷めてしまう原因にもなるので、優しく叩くように取り除くことが大切です。
また、ティッシュペーパーでスライムを取ろうとすると、逆効果になることがあります。
ティッシュが破れて、絨毯にくっついてしまうことがあるため、キッチンペーパーやタオルを使う方が安全です。
また、スライムを無理に強く擦ると、絨毯の繊維が絡まってダメージを与える原因になるので、気をつけましょう。
まとめ
スライムが絨毯に付いたら、できるだけ早めに行動することが一番の対策です。
時間が経つと、スライムは固まり取りにくくなるため、すぐに対処することで被害を最小限に抑えることができます。
放置しないで、速やかに対応することが大切です。
スライムを絨毯から取り除くには、酢やクエン酸、重曹、保冷剤などが有効です。
これらの道具をあらかじめ常備しておくことで、万が一スライムが絨毯に付いてしまったときでも、落ち着いて対処できます。
日頃から準備をしておくことで、安心してスライム遊びを楽しめますね。
