勿忘草は、春から初夏にかけてその美しい薄紫やピンクの花を咲かせます。
特に女性からの支持が高く、その見た目の美しさに魅了されますよね。
ただし、庭に直接植えることにはいくつかの問題点も。
この記事で、庭に勿忘草を植えるべきでない理由とその対処法について詳しく解説します。
庭で勿忘草を避けるべき4つの理由
自然に種が蒔かれて増えすぎる可能性
勿忘草は繁殖力が強く、種が自然に風に運ばれて庭中に広がってしまうことがあります。
自分が意図しない場所にも新たな芽が出てくる可能性が高く、周辺環境に迷惑をかけることも。
計画的なガーデニングを楽しむためには、他の植物を侵食する可能性がある勿忘草には注意が必要です。
夏の暑さで枯れやすい多年草である
勿忘草は多年草ですが、日本の夏の高温多湿な気候には耐えにくく、枯れてしまうことが多い植物です。
せっかく美しく咲いても、暑さで枯れてしまう可能性があるのがデメリット。
特に、夏を彩る植物を選びたい場合には不向きと言えるでしょう。
悲しい花言葉が心に影響を与える
勿忘草の花言葉は「私を忘れないで」とされていますが、その由来は中世の悲しい物語に根ざしています。
この花言葉が庭に植えた際に見るたびに心に影響を与え、気分が沈むこともあります。
明るい気分を保ちたい場合、花言葉がネガティブに感じる植物は避けたほうがよいでしょう。
種が服に付きやすく、扱いにくい
勿忘草の種は、通称「ひっつき虫」として知られるように、人や動物が通ると簡単に服や毛にくっついてしまいます。
このため、庭作業や散歩の際に不便を感じることがあり、特にペットを飼っている家庭では追加の掃除が必要になってしまう可能性が・・・。
庭に勿忘草を植えるメリット2つ
長い期間花の美しさを楽しめる
勿忘草は、春から初夏にかけて長い期間美しい花を咲かせることで知られています。
淡い紫やピンクの可憐な花が庭を彩り、視覚的な楽しみが♪
手軽に植えるだけで、長期間にわたってその美しさを堪能できるのは、大きな魅力。
強い繁殖力で再植えの手間が省ける
勿忘草は一度植えると、落ちた種から自然に翌年も芽を出すことが多く、再植えの手間をかける必要がありません。
この繁殖力の強さが、手軽に庭を維持したい方にとって非常に有益であり、労力を減らすことができる点はメリットの一つです。
庭で勿忘草を上手に育てる3つのコツ
定期的に枯れた花を取り除く
勿忘草の花が咲き終わったら、枯れた花をこまめに取り除くことが大切です。
これを怠ると種が勝手に広がり、意図しない場所に新たな芽が出てしまう可能性があります。
こまめな手入れで、繁殖を管理しやすくなります。
水は常に十分に供給する
勿忘草は湿った環境を好む植物ですので、庭に植える際は水不足に気をつけることが重要です。
自然の雨だけでは不十分な場合もあるため、特に乾燥した時期にはしっかりと水やりを行い、湿り気を保つようにしましょう。
暑さに強い種類の勿忘草を選ぶ
日本の夏の暑さに弱い勿忘草ですが、品種改良された暑さに強い種類を選ぶことで、夏の高温にも耐えられる可能性が高まります。
庭の環境や気候に合わせて、暑さに強い品種を選ぶことが、長期的に楽しむための秘訣です。
まとめ
勿忘草はその可憐な花と繁殖力の強さが魅力の植物ですが、種が自然に広がりやすかったり、夏の暑さに弱かったりする点で注意が必要です。
しかし、正しい管理と品種選びをすれば、長期間庭を彩る美しい植物として楽しむことができます。